失踪9日目 10月21日 金曜日 お手伝いしてもらう
ゆっくり、重く、時間が過ぎて、いくら自分に大丈夫、見つかると言い聞かせても、不安は押し寄せていました。眠りが薄いし、夜中に目が覚めると、なかなかまた眠れなくなってしまいます。
当たり前にオッポがいて、寝る前に猫トイレ掃除や飲み水替えが面倒に思ったこともありました。今は、その平凡な日々が苦しいくらい恋しいのです。
食事の後、胃にズシーンときます。そして、ついに、めまい?というか、フラフラ感まででてしまい、このままでは、いくら諦めない、と念じても、自分に自信がなくなり始めました。
昨日、ポスターを見たSKさんから、「何かお手伝いできることはありますか?」というご親切なメールをいただきました。
探し方を詳しく、教えてくださいました。SKさんも、最近、大切な猫に失踪されて、8日目に見つけたのだそうです。目撃情報で、とある家の庭にいた猫を保護したとのこと。長期戦を覚悟した矢先だそうです。
そのときの辛さがあるので、私の心情、状況をとても理解してくださり、手を差し伸べてくださったのです。
今日は、猫探偵から、最初に作ったチラシ(Mさんが13日の夜に作成)と次に作ったチラシ(猫探偵のアドバイスに基づいたもの)2種類がポスターとして貼ってあると、見る人が混乱するから、1種類にするよう、指示が出ました。
お願いしている猫探偵はとてもきめ細やかな方で、状況確認の電話やアドバイスをしてくださいます。とにかく猫を探すためなら、努力を惜しむな、という一貫した姿勢です。
私は足が不自由で、夜チラシを張替えに行くのは、不安で、怖かったのです。オッポのためなら頑張るしかない、と思い、暗くなるのを待っていました。
夕方、SKさんからお電話で、「お手伝いできることがあったら言って」
お言葉に甘えることにしました。とても厚かましくて、心苦しいです。でも、本当に助かりました。今まで暗くなって出かけることはめったにない生活をしているのに、一気に夜のポスター張替えなんて。大体、はがして貼るという手の動きもぎこちないんです。
SKさんは「オッポちゃんのためだから」とおっしゃってくださいました。伺うと、地域猫のために色々な活動をしていらっしゃるのです。
オッポは幸せな猫です。こんなに周りの人に助けられて。
SKさんはオッポのいそうな範囲をカバーする詳しい地図も作ってきてくれました。ご自分の経験で、ポスティングや電柱へのチラシ貼りは済んだところを地図にマークすると漏れがない、と。
夜の10時から、1時間半くらい、ポスターの張替えをお手伝いしてもらいました(というか、中心になってやってくれました)
ありがとう。
こんなに親切な方がいるんだなあ、と、どう感謝していいかわかりません。